空冷エンジンは独特の美しさがある
投稿日時:2017-08-22 13:33:10
エンジンには大きく分けて空冷エンジンと、水冷エンジンがあるんです。字面から見てわかる通り、エンジン汚冷却方式の違いで、風で冷やすか液体で冷やすか、冷却系式が違うのですね。空冷エンジンの方が単純な構造で、水冷エンジンの方が複雑です。
こういうと、水冷エンジンの方が好きなのではないか、と思われるかもしれませんが、実は私は空冷エンジンの方が好きなのです。構造が単純だからこそ、各パーツの美しさが際立つ気がします。
現在主流の水冷式エンジンはエンジン回りを水で包んでいるので冷却効率がよく、騒音の減衰効果があります。ただし、重くてコストがかかります。一方の空冷エンジンは、エンジンにファンで風を当てて強制冷却したり、直接エンジンに風が当たる構造にすることで冷却します。バイクに主に使われているエンジンです。かつては航空機にも使われていました。
特にバイクの場合、エンジンに風を当てるのために外からでも見える位置にエンジンがあるのです。エンジンがカバーに覆われているスクータータイプは強制空冷式になるので別として、バイクは外側についている場合が多いんです。シルバーにメッキされた空冷エンジンの造形美を存分に楽しむことができます。
エンジンを外側からじっと眺められるのは空冷式の魅力です。このシンプルながら洗練されたフォルムがたまりません。しかし、最近ではバイクでも水冷式を採用するメーカーが増え、空冷式エンジンならではのデザインが失われつつあるのが惜しいですね。